おかえりなさい、ゆっくりしていってくださいね

「どんなジャンルでもゲームは面白い」という件について

ゲームは面白い。

シンプルで誰しもが一度は考える発想ながらも、本質的な部分が見えてこない。ざっくりとしたイメージに振り回され、なんとなく遊ぶ日々が続く。

寝る間を惜しんで没頭したり、テスト勉強しないで画面に齧り付いたり、嫌なことを忘れてストレス発散したり。時間を無駄にしたとも思うけど、今となっては良い思い出。

今まで何故、ゲームに打ち込むことが出来たんだろう。”楽しさ”は単純に娯楽のみを指すだけなんだろうか。真面目に考えたことはない。

ゲームには幾つものジャンルがあり、垣根を越えて多くの人に”楽しみ”を与えてくれる。何の為に考えるのか、考えたところで何かが変わるのか、ゲームの魅力ってなんだろうか。

真剣に向き合うと”楽しい”感情が芽生えた。

/

TPS.FPSを筆頭としたシューティングゲーム。純粋な撃ち合いのみならず、戦場の動きを見極めた冷静な状況判断が脳を震わせる。突撃するのか、一旦引くのか、右か、左か、はたまた上か。リアルタイムで変化する敵の動きを予測し、有利な状況を作り出すのも楽しみの一つ。

当然、忘れてならないのがエイム力。平たく言えば”照準合わせ”であり、巧ければ上手いほど美味いリターンを得る。激しい銃撃戦の最中、正確に急所を貫いた時の快感は、一瞬でモラルを吹き飛ばす幸福感を連れてくる。

古き良きマリオなどが該当するアクションゲーム。自分の分身となるキャラクターが縦横無尽に動き回り、華麗なスーパープレイを披露する。躱し、叩き込み、粉砕する。画面の先に広がる光景は、圧倒的な全能感を感じさせてくれる。

自分で動かす。その名の通り全ての責任は自分にあり、生きるも死ぬも腕前次第。倒れ、踏まれ、刺され、落ちて、砕かれ、ボロボロになりながらも確実にあなたは成長する。トライ&エラーを重ね、キャラクターを思い通りに動かすことが出来たとき、最高に楽しい時間を過ごすだろう。

物語性を重視するアドベンチャーゲーム。激しいバトルシーンこそ少ないものの、誰かの人生を追体験するような没頭感が素晴らしい。自分がその場に居たらどうしただろう、意味深なメッセージにはどんな謎が隠れてるんだろう、自分ならどんな言葉を投げかけるだろう。

アドベンチャーゲームにおいて、ゲーム内のキャラクターには設定が存在します。主人公のみならず、全ての登場人物と自分を重ね合わせ、物語に潜む布石や謎を解くことでより一層、電子世界にハマっていく。全てのピースが埋まった時の感動と切なさは、人生で中々経験出来ないストーリーを与えてくれる。

勇者が魔王を倒す典型的な王道がロールプレイングゲーム(RPG)。弱者が強くなって宿敵を倒す物語は、弱っていた心に勇気を与えてくれる。絶望的な状況でも、強大な敵に立ち向かう姿は、現実社会で戦う私達にも通ずる部分だ。

私達は1人じゃない。魔王を倒す為に旅を続ける中で、多くの仲間と出会うだろう。傷つけ合い、励まし合い、それでも別れが訪れ、多くの経験を重ねた仲間との思い出は、大人になった今でも視界を涙で覆わせてくれる。

頭を使うと言えばパズルゲーム。知育ゲームとしても活用されるケースがあり、一手二手先を想定し、頭をフル回転させる楽しみ方は唯一無二。一見、どうやってもクリア出来ない難題と対峙し、ジリジリと手を動かす緊張感が堪らない。

全てが繋がり、思った通りにパズルが揃った時は大人げなくガッツポーズ。緊張からの脱力で、一気にリラックスモードに突入。ニヤニヤと笑みを溢す。

ゲーセンでお馴染みのレースゲーム。現実離れしたスピードで風を切っても、規制の壁を感じさせない安心感。思う存分エンジンを踏み込み、限界を超える速さで駆け抜ける非日常感。ハマるのも頷ける。

タイムと言う次元を突き詰め、己との勝負を繰り返したり、友達とワイワイしながら競争する楽しみは、車の免許がなくても、子供でも平等に楽しむことが出来る。

考えるのが好きならシミュレーションゲーム。戦況や盤面を常に確認し、最善とも言える一手を導き出す。自分はプレイヤーではなく指揮者に徹し、さながら軍師の如くユニットに指示を飛ばす。

敢えて自分が縁の下の力持ちになることで、手持ちの戦力で何が出来るのかを本気で考える。予測しながら仮説を立て、作戦を実行し修正を繰り返す。頭の中で幾度もシミュレートする思考ゲームは、無数にある数式の組み合わせの様だ。解けた時の気分は、さながら諸葛亮孔明と言った所だろう。

打って変わって現実と馴染み深いスポーツゲーム。身体のハンデをなくした平等な勝負は、遊ぶものを虜にして多くの人を繋げてくれる。ルールは同じだとしても、圧倒的な身体能力を持つプロ選手と同等の動きが出来ることは、夢や目標を与え、非日常の世界を体験出来る。

元より競技性を重視してるので、親しい間柄での勝負も盛り上がる。本来、スポーツと言うのは人と人を繋げる素晴らしい運動だと思う。勝った負けたで純粋に楽しく遊べることは、スポーツならではの特権だ。

廃人製造機とも言えるリズムゲーム。美しい旋律や激しい重低音、はたまたゲーム特有の甲高い電子音が飛び交う中でリズムに乗る心地良さ。各々が好きな音楽に酔い痴れ、身も心も溶け合わせながら世界に染まる。

音楽とゲームを掛け合わせることにより生まれる演出が、より一層に気分を高揚させる。次々と繰り返されるSEやコンボ表示を眺めていると、もっと上手くなりたい向上心が湧く。楽しさに溺れ、やればやるほど目に見える形で結果が返ってくる至高の時間は、病みつきになる人も多い。

現実世界でも愛されるボードゲーム/カードゲーム。最初こそ難解で遊ぶことすら困難でありながらも、ルールを覚え慣れ親しんでしまえば戦略の幅が驚くほど広がる。自分の個性を前面に出したり、相手を嘲笑うかのように欺いても良いし、運に任せて全力で攻めても良い。

何が起こるか分からないランダム性こそ、このジャンルの面白さであり、勝負の明暗を分ける妙である。何が出るのか、何が起こるのか、一寸先が闇の中でも、自分の実力と鋭い読みでひっくり返す。諦めかけた時、瞬時に逆転するカタルシスは万人を魅了する。

忘れてならないのがパーティゲーム。皆んなでワイワイ、がちゃがちゃ遊べる万人性が非常に頼もしい。上手かろうが下手だろうが関係ない、シンプルで分かりやすいミニゲームの数々は、ゲーム好きと遊ばない人の垣根を壊してくれる。

どうしてもゲームが苦手な人には、運任せのようなランダム性を持つゲームもあり、気軽に楽しさを共有することが出来るだろう。複数人が一つのゲームを介し、同じように遊べることは素敵なことだ。

/

まだまだ語り足りない部分は多い。細かく枝分かれさせるとゲームジャンルは広く、ストラテジー、格闘ゲーム、トリビア(クイズ系)などなど、話そうと思えば幾らでもある。頑張っても時間が足りないので、端折ってしまった。

自分なりに解析してみた所、一つの結論が見えてきた。当たり前かもしれないけど、重要でシンプルな答え。

ゲームは誰でも楽しめる。

人によって好き嫌いはあるでしょう。コツコツと育てるRPGが好きな人も居れば、頭を使ってゆっくり考えるパズルゲームが好きな人も居る。音に合わせて身体を動かすリズムゲームが好きな人も居れば、立ち回りや狙撃を極めるシューティングゲームが好きな人も居る。

ゲームは様々な側面を持ち、異なるジャンルごとに違った”楽しさ”を私達に与えてくれる。その人その人によって楽しめるゲームが違うからこそ、誰にでも愛される存在になったんだと思う。

ゲームはどのジャンルでも面白い。

だからこそゲームは楽しい。

と言う結論に至った訳です。だからなんだと自分でも思うし、他人を説き伏せたくて伝えた訳でもない。

ゲームはエンターテインメイトなんです。一言で”娯楽”と表現されがちですが、人の感情を大きく動かす必要不可欠な存在。平凡で退屈な毎日に、ちょっとした遊び心を持たせるだけで、人は水を得た魚のように生き返る。

疲れてやる気が出ない時、映画を観たり、コンサートに出向いたり、ミュージカルを鑑賞したりして英気を養う人も居るでしょう。偶々、私にとってゲームがそれに該当してたんです。

“娯楽”と切り捨てないで、日々の生活に活力と彩りを添える”エンターテインメイト”としてゲームを考えてみるのも良いかも知れませんね。

変身ッ!エンタメ最高マン!しゅわっち!

■ライター

エンタメ最高マン

■コメント

誰かと一緒に文章を練り上げる。


こうゆうさんのTwitterで初めてその企画を見て、「これはありそうでなかなかない、とても素敵な話だなぁ」と感じていました。

そしてちょうどそんな時、なんと、こうゆうさんから直接企画へのお誘いが!

「これは乗るしかない!」
そう思って参加を決めたはいいものの……。
「テーマどうしよう……」

好きなことを書く。題材は自由。

それならやっぱりゲームだろうと考えました。だって私はエンタメ最高マンなんだもん。エンタメ最高と思ってるマンなわけですから。

しかし、ゲームといってもいろんなジャンルがあって、いろんなシリーズがあって、お気に入りの作品を挙げていくだけでもキリがない。

そこで私が選んだのは「ゲームのジャンル、どれも違ってみんないい」ということでした。

もちろん人それぞれ好き嫌いはあります。このジャンルはあまり遊ばないとか、このジャンルは苦手だとか。

でも、どのジャンルにも面白さのエッセンスのようなものがあるのは共通していると思うんです。

だからそれを言語化してみたらいいんじゃないかと、そう考えました。

もっとも、私がしたことは、各ジャンルの魅力を適当に羅列し、箇条書きで送っただけ。
チラシの裏に書けば十分と言い切れる、本当に拙いもの。

しかし、そんな他愛もないアイディアが、こうゆうさんによる見事な肉付けによって、文字通り生まれ変わっているではありませんか!

具材を切って渡したら、完璧に調理され、しっかりと味付けされ、美しくお皿に盛られたような感じ。

私が伝えたかったことが、100%以上再現されて文章化されていたんです。

そんなわけで出来上がった料理の9割9分はこうゆうさんによるものです。ですが、そのお陰というべきか、とても美味しいものが出来上がっているように思います。

私はシェフに感謝しながらじっくりと味わうだけ。

素晴らしい企画、そしてお誘い、ありがとうございました!

■あなぼく運営者コメント

突然のお願いに優しく対応していただきありがとうございました!エンタメさんは論理的で、僕にはない観点からの鋭い考察が多く、非常に良い刺激になりました。

ここまで鮮やかに誉め殺しされると、ちょっと狼狽えますね(笑)同じゲームブロガーとして、同じゲーム好きとして、今後とも宜しくお願いします^ ^

この企画は随時募集を受け付けておりますので、気軽に問い合わせやTwitterのDMからご連絡下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です